1. 住民税とは?
住民税は前年の所得に応じて翌年6月から課税される地方税です。
- 均等割:所得に関係なく一律(約5,000円/年)
- 所得割:所得に応じて10%前後
2. 住民税がかからない「非課税ライン」
- 単身者(扶養なし):年収100万円以下で非課税
- 扶養あり(子ども扶養中):ラインは135万円程度に上がる
👉 今回の例(パート72万+副収入36万=年収108万円)は、子ども2人を扶養しているため「均等割のみ」で済む可能性が高いです。
3. 支払いのタイミング
- 給与天引き(特別徴収):会社員など
- 納付書払い(普通徴収):パートや自営業
- 年4回払い(6月・8月・10月・1月)
- まとめて年1回払いも可能
4. シングルマザーが知っておきたい控除
- 基礎控除:43万円
- 扶養控除:子ども1人につき38万円
- 寡婦控除:27万円(シングルマザー対象)
控除をきちんと申告することで、課税額を最小限に抑えられます。
寡婦とは?
住民税や所得税を考えるうえで知っておきたいのが「寡婦(かふ)」という制度です。
寡婦とは、夫と死別または離婚して再婚していない女性を指します。シングルマザーで子どもを扶養している場合、多くがこの「寡婦控除」の対象となり、所得税や住民税が軽減されます。
控除額は次の通りです。
- 寡婦控除:27万円
- 特別の寡婦控除:35万円(子どもあり・所得500万円以下など条件付き)
この制度を知っているかどうかで、毎年の税負担が大きく変わることもあります。
5. まとめ
年収108万円+扶養2人の場合、
- 課税所得はゼロ → 所得割なし
- 均等割(約5千円)程度で済む可能性が大
💡住民税は暮らしに直結する負担なので、役所のシミュレーションや控除申告をしっかり確認しておきましょう。



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